美容師が『辞めたい』と感じる理由と向き合い方

※この連載は
仕事がキツくて辞めたいけど、美容師にはまだちょっと未練がある……
そんな気持ちを整理したい人に向けたエピソード集です。
答えを押し付けるのではなく
「自分で選ぶ視点」をそっと渡せたらと思っています。

はじめに

「美容師 辞めたい」
「毎日つらい」
「もう限界」
そんな言葉が繰り返し出てくるようになっていたりしませんか?

美容師の国家資格を取るまでにもたくさん練習して、
やっと美容師になれたはずなのに……。

現場に出たら毎日が体力と気力の限界チャレンジ。

朝イチで出勤して、掃除・準備・ヘルプ・接客。
気をぬく暇なく1日がすぎて、夜遅くまで練習。

「今日、ちゃんとご飯食べたっけ…?」って日もあるあるです。

そんな美容師としてつらい生活が続いてくると、ふと頭に浮かぶ言葉——

「もう、辞めたいかも」

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目次

美容師が『辞めたい』と思うのは甘え?

膝を抱えて落ち込む美容師

「入社して数ヶ月で美容師を辞めたいと思うなんて甘いのかな?」
そう感じたり、

「どんな仕事も、最初は大変なもの」
それはわかってる!わかってるけど……。

・先輩が怒っているわけじゃないのに、なんだか怖い
・練習のロッド巻きが全然上達しなくて、一人で帰り道泣いた
・帰宅後、座ったら最後もう動けない

こういう毎日を重ねていたら、心がちょっと折れそうになるのは当たり前です。

辞めたいと感じる自分をせめる必要はないですよ。

メイちゃん

ほとんどの美容師が一度は抱く感情です。

美容師になるために、これまでたくさん努力してきたはず。

資格をとって、サロンに勤めるまでの道のり
それは、決して簡単なことではなかったはずです。

美容師の仕事が向いていないと感じたときの整理方

「美容師の仕事を辞めたい」と感じたとき

メイちゃん

「美容師の仕事、私には会ってないのかも……」

そう思う人も多いです。

その“合っていない”の正体は

・「美容師という仕事自体が自分に向いていないのか」

・「今いる職場が環境的に合わないのか」

・それとも、「まだ仕事に慣れていないだけなのか」

整理するための問いかけ

・体力的にきつい?
・人間関係が合わない?
・サロンの空気が合わない?
・練習が怖い?
・将来が見えなくて不安?


「何がつらいんだろう?」と少しだけ整理してみてください。

「気持ちが限界」なのか「環境が合っていない」のかを見極めるだけでも、
今後どうするのか選択肢がグッと見えやすくなります。

新人美容師が悩む雑用の意味

新人美容師の仕事は雑用ばかりで
つまらないと感じることありますよね。

メイちゃん

掃除やタオル干し
“地味な仕事”ばかりでモチベーションが下がる。

ですが、
一見「雑用」に見える仕事の中で得られるものって、
美容師として成長するために非常に大切な経験なんです。

美容師miBi

これはキレイごとでもなければやる意味を持たせる説得の言葉でもなく、私が経験した事実。

・鏡のくもりに気づく目
・カラーのボウルの洗いのこしを見逃さない意識
・床に落ちた髪の毛をスッと掃除できる気配り

こうした小さな”気づき力”は、
スタイリストになったときに
お客様への思いやりや最低限の配慮といっったスキルにつながっていきます。

メイちゃん

雑用ばかりの毎日でモチベーションが下がってしまうかもしれませんが、
美容師としての基礎力を養う大切なプロセスです。

そして——
誰かのために動く習慣は、お客様からの信頼やスタッフ間のチームワークとして
美容師人生の土台になります。

他のサロンを知らないからこそ、判断が難しい

新人のうちは、今の職場が「良いのか」「悪いのか」すら
わからないと感じることが大きです。

メイちゃん

これが美容師という仕事なのか

メイちゃん

美容師の夢、終わった

こんな感じで美容師の仕事に絶望して、そのサロンが”世の中の美容室の全て”状態になっている人もいるのでは。
他のサロンを知らないのだから当然ですね。

そんな時の解決策は
“お客様として他のサロンに行ってみる”という方法。

気になるサロンで実際に施術を受けてみると、求人には載っていないことがたくさん見えてきます。

🔽お客様としてチェックしてみたい5つのポイント

1、スタッフの表情や雰囲気
 ・無理に笑っていないか?
 ・空気がピリピリしていないか?

2、アシスタントの動きと扱われ方
 ・スタイリストとの関係性
 ・言葉づかいの距離感

3、掃除や衛生管理の状態
 ・鏡のくもり
 ・タオルの匂いなど

4、時間の回し方やバタつき具合
 ・バタバタして余裕がなさそう?
 ・待ち時間は長すぎない?

5、自分がここで働いているイメージが持てる?
 ・感覚的に雰囲気は自分に合っていそう?
 ・このお店ならやっていけるかもと思える?

メイちゃん

美容室の裏側を知っているからこそ見える視点で、
冷静に比べてみるといいですよ。

まとめ

「辞めたい」は甘えではなく自分からのサイン。

辞めたいと思う理由を整理してみる。

・ただ慣れていないだけ?
・体がつらい?
・精神的にしんどい?
・なんとなく、ずっとモヤモヤしてる?

整理して「このままじゃ続かないかも」と感じたら
選択肢を知っておく、持っておくことも自分を守る手段になります。

“辞めるか続けるか”究極の二択ではなく
「慣れたらもう少しできるようになるかな?」
「他のサロンならできそうかな?」

メイちゃん

心の避難口を用意しておきましょう

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働き方を見直したいと感じたら

今すぐ辞めなくてもいいけど、他の選択肢があることも知っておくと心に余裕ができます。

まずは、転職のプロの相談してみるのもいいのではないでしょうか。

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「辞めたい」は逃げ出すのではなく
「選び直す」という機会なのかもしれませんね。

次回予告

「私、美容師向いてないかも…」と感じているあなたへ。

エピソード2はこちら|「向いてないかも」と感じたときの整理法

次回は、その「向いてないかも」とどう向き合うか、ゆっくり一緒に考えていきましょう。

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管理人

miBiのアバター miBi 美容師

国家資格:美容師免許
現在の職業:美容師(でも、1度辞めたことがあります)

エステ・医療関係・事務職———
いろんな景色を見て、なぜかまた美容師に戻っていました。(ナゾ)

辞めることも、続けることも、どちらも正解。

経験と現実をリアルに綴っています。

誰かの"選び方"のヒントになれたら、嬉しいです。

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