美容師1年目で「向いてないかも…」と感じたら読む記事

※この連載は
仕事がキツくて辞めたいけど、美容師にはまだちょっと未練がある……
そんな気持ちを整理したい人に向けたエピソード集です。
答えを押し付けるのではなく
「自分で選ぶ視点」をそっと渡せたらと思っています。

目次

「向いてないかも」と思ったとき

はじめに

・ヘルプで巻いたロッドを巻き直された。
・ブローしたら、頭がひと回り大きく仕上がった。
・お客様の名前がどうしても出てこない……。

できない事ばかりで、泣きたくなる。

そんなとき、ふと頭に浮かぶ言葉。

「私、美容師向いてないかも……」

実はこれ、多くの1年目美容師が一度は感じる感情です。

でも、そこで一呼吸

「向いてない」と感じる理由をゆっくり整理してみませんか?

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何が正解かわからなくて動けない

失敗が続き、自信をなくして落ち込む新人美容師のイラスト

・「これってやっていいのかな?」
 先輩の様子をチラチラ伺いながら、タイミングを探している。

・勝手に動いて怒られたらイヤだな…

・声をかけようとしても、先輩の表情がピリついて見えて聞けない。
 ピリついている先輩って本当に怖いですよね。笑

・先輩の指示がわからない。
 でも聞き直せない……。

毎日、怖い……。

泣きそうな毎日。
真面目な人ほど過酷に感じる世界ですよね。

その積み重ねが、「向いてないのかもしれない」
という感情へとつながっていきます。

不器用な人は美容師に向いてない?

・同期は褒められて、自分は注意されてばかり
・技術も練習もうまくいかない
・接客もうまくいかない

うまくできないことが続くと、
「不器用な自分はやっぱり美容師に向いていないのかな」と感じてしまう時もあります。

でも、
世の中には器用な人もいれば不器用な人もいます。
なんでもすぐにこなせる人もいれば、一つのことを身につけるまでに時間がかかる人もいます。

美容師miBi

私も、自他ともに認めるほどの不器用タイプ。

不器用すぎて落ち込んでいた私に
一番最初に働いたサロンのオーナーがかけてくれた言葉があります。

不器用な人の方が、人の何倍も努力する。
その努力で得た知識や技術は、誰にも負けない”自信と武器”になる

この言葉は、
不器用な私が何かにチャレンジするときにいつも浮かぶ言葉です。

そもそも、最初からなんでもできる新人なんてごく少数。

メイちゃん

あなたの隣の同期が、
たまたまちょっと器用なタイプだっただけかもしれませんよ。

できない=向いてないではなく
「向いてないかもしれないけど、まだわからない」という状態だけかもしれませんね。

器用な人=向いている?

「思うように練習がうまくいかない……」
「何度やっても上達しない……」

技術を習得するのには、想像以上に時間がかかるものです。

ですが、
技術がうまくできない=向いていないというのも少し違う気がします。

技術だけじゃない必要なスキル

美容師の仕事って”高い技術”を目指すことも必要ですが、
お客様に寄り添う「人柄」「気づかい」
その人らしい”空気感”や”間”が大切な瞬間がたくさんあります。

いろんな才能や個性が活かせる職業でもあるんです。

例えば
・話すのが得意な人
 明るく盛り上げる接客で人気者に
・話すのが苦手な人
 静かな接客で「心地がいい」と好まれる
・手先が器用な人
 技術の習得が早く、仕上がりもキレイ
・不器用な人
 コツコツ練習することで、独自の感性や丁寧さが強みに

これはスタイリストになる前にちゃんと育てておきたいスキルです。

正解がわからないことが多いので困惑することも多いですが、その磨かれたスキルはどんな職場でも活かせます。

たとえ将来、美容師じゃない道を選んだとしても。

・お客様がホッとする空気をつくれる人
・不器用でも一生懸命に向き合える人
・接客の中で、自然と相手を笑顔にできる人

それは、全部”向いている”のかもしれませんよ。

「向いていない」のは”自分自身”?それとも”環境”?

もう一歩だけ踏み込んでみましょう。

「向いてない」と感じる理由は自分自身の問題だけでしょうか?

合わない環境、合わない人間関係ってことも。

環境のせい、人のせいにするの?
そう思うかもしれませんが、違います。

例えば
・スピード重視のサロンに、丁寧さ重視の人が配属された
・厳しい体育会系の職場に、繊細でマイペースな人が入った
・プレッシャーに弱い人が、売上ノルマに押しつぶされそうになっている

ただでさえ体力も精神もギリギリなのに、更に環境が合っていなかったら
「もう無理かも……」ってなりますよね。

「今の自分に合っている環境かどうか?」で変わると思いませんか?

少しだけ視野を広げてみるという視点をそっと持っておくのも自分を守る手段ですよ。

美容師miBi

ちなみに私は、家族・友達・同僚、全方面から
「美容師向いてないよね!」と言われています。
ちゃんと自覚していますよ。

まとめ

真面目な人ほど、
「向いてないかも…」を重く受け止めがちです。

メイちゃん

そう感じたときは、一度心の整理をしてみましょう

【今感じていること】
・できないことが多すぎてつらい
・向いていないのかもしれない
・環境が合っていないだけかもしれない
・不器用だから無理なのかもしれない

【少し視野を広げて考えてみると】
・できないのは普通のことかも
・向いていないのは自分ではなく環境かも
・不器用さは武器にできるかも

ちょっとだけ視野を広げたとき、
新しい選択肢が見えてくることもあります。

向いている・向いていないの答えは
「辞める or 続ける」ではなくて、
どんな働き方が合うのかの先にあるのかもしれません。

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もし、環境を見直したくなったら……

美容室は
“今の環境が全て” ”どこも同じ”
そう思いがちですが
日本の美容室の数は約26万軒あります!(2024年の目安)

26万軒ですよ!
いろんなタイプの美容室があります。

26万軒もあったら自分に合う美容室が1軒くらいはありそうじゃないですか?

メイちゃん

気分転換に、ほかの美容室ものぞいてみるのもいいかもしれませんね。

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次回予告

次回は、
「辞めると決める前にできる心の整理」
についてお話しします。

エピソード3はこちら|辞めたい気持ちを誰にも言えないときの対処法

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管理人

miBiのアバター miBi 美容師

国家資格:美容師免許
現在の職業:美容師(でも、1度辞めたことがあります)

エステ・医療関係・事務職———
いろんな景色を見て、なぜかまた美容師に戻っていました。(ナゾ)

辞めることも、続けることも、どちらも正解。

経験と現実をリアルに綴っています。

誰かの"選び方"のヒントになれたら、嬉しいです。

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